刈羽黒姫山 2009.05.08.







前日(7日)は「米山」に登り、下山後「狛犬さん詣で」を満喫。

「じょんのび村」で汗を流し、食事を済ませてから車泊でした。

                     「米山」レポ  

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静かな道の駅で宿泊者の車に混ざって車泊中の方も居られました。

さて今日は、「刈羽三山」の二山目「刈羽黒姫山」です。

カルディナが情報を得てくれた「神殿狛犬」に面会です。

何が目的なのか分かりませんが、兎に角支度をして登山口に移動です。




・ 月 日 5月8日(金)  天候 曇りのち少しだけ晴れ

・ 行 程 磯之辺登山口〜刈羽黒姫山頂〜黒姫峠〜磯之辺登山口

          の予定が、下記に変更。

       磯之辺登山口〜刈羽黒姫山頂〜黒姫峠〜白倉登山口(岡田)




道の駅を出て、直ぐに「磯之辺」方面に左折です。

かなり山の中の開墾地が「磯之辺」でした。

多くの建物と広い田畑があり、立派な神社もありました。

帰りのタクシー運転手さんのお話では、今では冬場に1世帯のみ残られていて

雪が融けると、3世帯の方達が農作業のために戻って来られるとか。

過去には30世帯ほどの方達が住まわれていたそうですが、

冬が厳しくて皆さん山を降りられてしまったようです。




舗装路の行き止まり地点の少し手前、右上に駐車場があります。

一応トイレも作られていました。




支度を済ませて出発、6時48分でした。

駐車場の奥の未舗装路を行きます。

無風状態なので霧が深くなっていました。

この周辺は雪深い所ですので、どこでも木々の根元が曲がっています。

5分足らずでキャンプ場です。こちらのトイレは使えそうにありません。




歩き易い短い階段が終わると「板畑」方面への分岐です。

分岐には必ず「道しるべ」が有るのですね。

台座?に「左ハ中湲道」「右ハ黒姫道」 と縦書きに彫られていました。

「中湲道」って、どの道なのでしょうか?

若しかしたら、後人が「道しるべ」の石柱の上に「石仏」を乗せたのかも知れませんね。


台座?に  左ハ 中湲道  右ハ 黒姫道 の文字




分岐を過ぎると、階段が現れました。

こちらも信仰のお山ですね、石仏があちこちに祀られていました。

階段を過ぎ少し進むと左(南)側が開けたところに丸太が置いてありましたので小休止。




ベンチ代わりの丸太に座り”天気が良かったら、展望がすごいかもね”なんて

話しながら10分ほど休憩後出発、7時31分でした。

ブナの巨木が幻想的な道でした。

「神が宿る」と言われてる巨木にご挨拶をしながら歩き易い道を

20分ほど進むと「黒姫峠」への分岐に到着、7時51分でした。

こちらの一角には、「黒姫山鵜川神社」が祀られています。

平らで広い場所に面していて、多くの方が集う事が出来る事でしょう。




お参りは取り合えず外からで、帰りにゆっくりとします。

3分ほど過ごしてから石仏群を右手に山頂への道を進みました。

パラボナを過ぎると直ぐに「刈羽黒姫山」山頂に到着、8時00分でした。




山頂には、休憩中に先に行かれた方がくつろいで居られました。

意外と狭い山頂で、お社と避難小屋がありました。

「米山」も見えるとか、ですが・・・。




展望を諦めて周囲の花の観察後下山です。25分も遊んでいました。

情報では5月下旬まで雪があるとの事でしたが、今年はほんの少しだけ。

「黒姫山鵜川神社」に到着、8時36分でした。




念願のお参りですが、引き戸が開きません。鎖錠をしてある様でもないのですが。

困っていると「黒姫峠」方から地元の方が登って来られて、

”開きますよ”と教えて下さいました。

これぞ、”神様のお引き合わせでしょうか?”って、オーバーかな?

引き戸を開けてお参りをするとビックリ!

落書きの多い事も然る事ながら、祀られてあるものが・・・。

写真容量の関係で、ほんの1部だけをご紹介。

詳細は、狛犬関係にて!


1対の神殿狛犬さんです

一体の狛駒さん?




無事お参りを済ませて出発、8時43分でした。

「黒姫峠」へは、神社脇の大きな杉の下を行きます。


神社の前に可愛く咲いていました




気持ちの良い尾根道で、花を楽しみながらでした。




太いブナが現れて来ると、「黒姫峠」到着、9時11分でした。

ここで困惑、「磯之辺」への道が見付かりません

2つの指導標には「白倉・別俣」「清水谷」文字だけです。


こちらの指導標には、白倉1時間10分 山頂40分の表示がありました




分岐には十分に気をつけて来ましたが、それらしき物は有りませんでした。

これは帰宅後分かったのですが、3枚上の石仏の写真に彫りがありました。


左 いそのべ?(へ?)                  右 くろひめ




結果的に分岐点は間違えていませんでした。

その時は、”道を間違えてしまったかな?変だな。”との会話をしていましたが。

で、相談の結果「時間も早いし、白倉に降りよう」と決定。

9時15分、良く踏まれている「白倉」への道に入りました。

その道は、素晴らしい環境の道で

ブナの綺麗な林や花々を楽しみながらの下りとなりました。




樹木好き、特にブナ好きにはたまらない道でした。

歩みが遅くなりつつも、「林道終端」到着、9時47分でした。




林道歩きとなりますが、まだまだ花を楽しみながらでした。

林道から右に入る登山道風の分岐に到着、10時05分でした。




この付近には、結構太目のワラビが沢山ありましたが・・・。

既に「八石山」は断念していますので、山菜取りをしても良かったのですが。

10時15分に出発、右の道に入りました。




6〜7分進むと、少し狭いですが明瞭な道がありました。

多分「御滝」への道だと思い入ってみました。

直ぐにしっかりとした階段となりましたが、その後は周囲の草丈が高くなって来ました。

この時季には、ケムシが大きくなっていますので行動中止、元の道まで戻りました。

15分ほどのロスでした。

直ぐに林道となり、3分ほどでT字路を右折しました。

更に4分ほど進むと、「登山道」の指導標がありました。

若しかしたら、林道に出る手前の入らなかった道かも知れません。




この先直ぐにゲートが有りましたが、クサリは外されていました。

ここからは舗装路となりました。

ゲートから10分ほどで、廃村碑のある「白倉の源水」到着、10時59分でした。




美味しい水を補給して、「高柳町岡田」まで舗装路歩きでした。

「鬼沢川」沿いを周囲の風景を眺めながら、”ブナが綺麗だったね。”とか

”◎◎の花も良かったね”とか話しながら、ぼちぼちとでした。

錦鯉の池を過ぎるとワンコがいました。

”おいで!”と呼ぶと、尻尾を振りながらゆったりと近付いてきました。

少しご老体のセントバーナード風の大型ワンコでした。

名前は、「ももこちゃん」だそうで、とっても人懐っこいワンコでした。

嬉しそうに身体を摺り寄せてくれますが、水遊びをしたらしく全身びしょ濡れでした。

お蔭様で当然にもカル2のズボンも・・・。

直ぐそばで田植えをされていたご夫婦に「黒姫峠〜磯之辺」の道をお訊ねすると。

”あそこら辺は良く山菜取りに行くが、だいぶ以前に雪崩で道がなくなった”との事

その後、中越地震で完全に道がなくなった様です。

”つい先日も、あなた達くらいの2人連れが同じ事を聞いたよ”とも言われていました。

地形図を見て来て、同じ結果になった様です。

お別れ際に、”何かの縁だから、持って帰りなさい”とネマガリを沢山戴いてしまいました。

お別れして、約1キロと教えて頂いた道を「岡田」まで歩きました。




国道252号線の「高柳町岡田」12時少し前に到着予定のところ、

国道の直ぐ手前で右手に何か見えました。

それは、鳥居でした。しっかりと立ち寄りです。

「高柳神社」の参拝を済ませて、「岡田中央」のバス停そばに到着、12時20分でした。




歩きはこれで終了です。

タクシーの手配をして、愛車のエックス君まで戻りました。

運賃は、2550円と迎車料100円でした。

とてもとても、2650円で歩ける距離では有りません。

駐車場に戻ると、小さな虫がわんさか寄って来ました。

塩分を舐めるだけなら良いのですが、噛み付くのですよね。

痕は残るし・痒いし、困ったものです。

スプレーで追い払いましたが車内に少しだけ残っていてワルサを!

本当に手を焼きました。




集落内の「十二神社」まで移動して、お参りと昼食でした。

こちらの神社は、彫刻の「修験者坐像」が有名なようでした。

その後、昨夜からお世話になった「じょんのび村」で入浴。

帰路は時間調整のため、「八石山」登山口巡りと少しだけ神社へ。

金曜深夜・高速1000円を利用して帰宅でした。




周回ルートが見付からなくて予定変更となりましたが

景色や出逢いのとっても良い思い出が出来ました。

出会えたご夫婦とももこちゃん、有難うございました。




さて、次は何所に行きましょうかね。






最後までお付き合い頂き、有難うございました。




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