夏山気分で、笠ヶ岳から双六岳 2008.09.09.〜11.






今年の夏山は、天候不良で出れず。

やっと恒例のロングランの時季が来ましたが、

所用のため、3日間になってしまいました。

槍・穂では日数が足りません。

諦めて、笠ヶ岳から双六岳としました。

カルディナは、双六で見たい景色がある。”との事。

と言う事で、8日の夕方出発でした。

「みどり湖PA」にて仮眠。

またもや、1時間の寝坊でした。




「新穂高」の駐車場に、6時過ぎに到着でした。

少し遅いな〜ぁ、です。

※ 無料大駐車場は、下の看板を左折した奥になります。

見落として、バスターミナルまで行ってしまったら、

トイレにでも寄ってから戻って下さい。

無料大駐車場には、未だトイレが見当たりません。

この写真は、帰りに撮りました。

この洞門先・BT側にも、もう1箇所入り口があります。

Y字路で直ぐに合流します。



カルディナのレポは、こちらです。



・ 1日目 9月9日

       新穂高温泉〜笠新道〜笠ヶ岳山荘


支度を済ませて、6時36分に出発でした。

駐車場の奥から道は始まります。

3分ほどで、新穂高温泉BTです。

直ぐに左折で、蒲田川を右岸へ。

20分足らずで、左俣林道のゲートに着きます。




更に5〜6分進むと、お馴染みの堰堤工事現場に着きます。




林道歩きを小1時間すると、「笠新道」の入り口です。

7時51分に到着でした。

水場が有りますので休憩し、これからの英気を!




さて、いよいよ「笠新道」の登りです。

8時09分に出発でした。

ブナやナラの綺麗な林が続きます。が、かなりきつい道です。

40分ほど登り振り返ると、槍ヶ岳が見えました。


アサギマダラが見送りに?来てくれました




兎に角暑い!汗びっしょりです。

休み休み、登ります。

1920m少し上で、とうとうエネルギー切れでストップ。

少し時間が早いですけど、補給となりました。

1920mは、「杓子平」までの中間点です。


ハナアブ(キョウコシマハナアブと思われる)が塩分採取に




補給完了して、登り再開でした。

2100m近くになると、展望が良くなって来ました。

兎に角きつい登りです。

暑さと寝不足・筋力不足、それに加えて防寒用品が重い・・・。

周囲の木々は、丈が低くまばらになって来ました。

何とか「南稜の乗越」に到着、13時40分でした。


大キレット  あそこに・・・

    涸沢岳           奥穂高岳    天狗岳 間ノ岳 西穂高岳ピラミット独標

          西穂〜独標

焼岳と乗鞍岳

色が濃かった

駐車場が見下ろせました エックス君は見えるかな?

南稜の乗越手前




やっと、「杓子平」です。

カールの上に「笠ヶ岳」「小笠」の左に小屋も見えますが、かなり遠い!

ここまでが本当にきつかったし、暑かった。

でも、これからも未だかなり距離が・・・。




小屋の到着が少し遅くなりそうです。

森林限界を過ぎて展望の良い石畳の道を進みます。

割合最近に、道が新しく整備されたようです。

抜戸岳を目指しますが、足が進みません。

30分歩いては休み、何度休んだ事でしょうか。

「尾根筋」にやっと到着、15時34分でした。


穂高に雲が 西穂の上にお月さま

焼岳             乗鞍岳

尾根の指導標がやっと見えました




尾根に出た所で、十分に休憩でした。

あと1時間10分の行程です。

気を取り直して出発、15時45分でした。

ここからは、時間的余裕が有りませんので写真はなし。

でも、途中で休け〜い。

「笠ヶ岳山荘」に17時10分到着でした。

1時間の寝坊が効いています。

良い子の皆さんは、この様な事がないように!

しかし、時間が掛かりました。

笠新道の所用時間は、9時間01分。

(内、休憩時間は2時間43分でした。)

従って、山頂メールは撮影・送信不能でした。

疲れました。お休みなさ〜い!




・ 2日目 9月10日

       笠ヶ岳〜弓折岳〜双六小屋




日の出は、こんな感じでした。

「甲斐駒」の左後ろに「富士山」が小さく見えます。


槍・穂のシルエット

甲斐駒ヶ岳の左横に富士山が恥ずかしげに





朝食を済ませて、6時05分に出発でした。

と、言っても直ぐそばの山頂までですが。

山頂に到着、6時16分でした。

山頂の手前ピークの祠にお参り。

そして、360度の展望を堪能して来ました。


黒部五郎  薬師       剱 立山     水晶  鷲羽  野口五郎

   南ア 焼岳                 乗鞍岳      御嶽山  

                白山              影笠




展望を楽しんだり、写メを送ったり、

他の方達と話しをしたり、と山頂の楽しさを満喫。

今日は、のんびりと稜線漫歩の一日なりますからね。

十二分に楽しんで、6時45分に降りました。


 祠前からの山頂 左後ろに南アの山並みも  乗鞍    御岳

祠の前からの笠ヶ岳山荘

上の写真の逆




10分足らずで山荘に到着です。

支度をして、いよいよ「双六」に向けて出発、7時08分でした。

昨日疲れきって歩いた道を、展望を楽しみながら気持ち良く進みます。

「抜戸岳」手前の分岐に到着、8時26分でした。


笠がだんだんと遠くに

抜戸岳と分岐




どうも味噌汁の影響か、喉が渇きます。

「抜戸岳」直下付近で、ティータイムとしました。

今日は、本当に余裕が有ります。

「イワヒバリ」が食事にお出ましの様子です。


黒部五郎岳と薬師岳




30分ほど景色を楽しみながら過ごし、行動開始です。

「秩父岩」を過ぎて少し行くと、「双六小屋」が見えて来ました。

今日は、あそこまで行けば良いのです。

時間が有ったら、左右どちらかのピークにも。とは思っていますが。

ここでは、黒部五郎の小舎も小さく見えました。

「秩父平」の降り口に到着、9時42分でした。


   奥に鷲羽岳       双六小屋              樅沢岳

       奥に表銀座       西鎌尾根と槍ヶ岳

笠ヶ岳遠望

写真では見えないかも知れませんが、黒部五郎小舎も見えました

槍と秩父平 1回降りて登り返しです




最初は少しの間ザレ急坂ですが、直ぐに岩々道です。

10分で「秩父平」に到着、9時56分でした。


秩父平から振り返ると 登山者が米粒のように

本当は、もう少し濃い黄色でした




「秩父平」を出発、10時06分でした。

これから「大ノマ岳」まで、休みながらユルユルと登ります。

「大ノマ岳」に11時25分到着でした。


大ノマ岳への登り道からの見返り 中央右のカールを降りて来た

大ノマ岳直下からの尾根道 弓折岳〜双六小屋と鷲羽岳 樅沢岳〜西鎌尾根 奥に表銀座




「大ノマ乗越」手前に、木陰がありましたのでランチとしました。

ここで、オコジョが遊びに出て来てくれました。

何度見ても、可愛いですね。

他の方が通過されたので、隠れてしまいました。

従って写真はなし。

1時間休んで出発、12時45分でした。

乗越を20分ほどで過ぎて、「弓折分岐」に13時20分に到着。

「鏡平の鏡池と小屋」が綺麗に眺められます。

今年もあそこに行けなかったなぁ、残念だ〜ぁ。


 大キレットと穂高連峰  中央下部に鏡平の小屋と池




残り、1時間10分の行程です。

13時30分に出発でした。

中小のピークを4つほど越えて行きます。

前回も顔を合わせた所で、雷鳥が5羽食事に出ていました。

天気が良すぎる日が続いていますので、危険を覚悟の上でしょうか?

でも、こんなに天気の良い日に逢えるとは。


ナナカマドの実が綺麗に赤く

小屋が随分近くに  後ろは鷲羽岳と左に水晶岳が少しダケ

雄の今年の児 少し白い羽根が




「双六小屋」に到着、14時41分でした。


あと10分で着きます  小屋手前にテン場があります




中途半端な時間です。

コーヒータイムとして、今日の行動は終了です。

宿泊手続きを済ませて、のんびりとしました。


今回は行けないケド、「わっしー」とカンパ〜イ!





小屋の前庭では、大勢の方が”生”をやっているのですよ!

仕方なく、ご一緒しました。(ウマ〜〜〜〜〜ィ!)

と言う事で、2日目は無事終了でした。





・ 3日目 9月11日 

       双六小屋〜双六岳〜鏡平〜新穂高温泉



さて、最終日となりました。

今日も天気が良さそうです。




荷物を預けて、楽々山頂へ。5時50分に出発でした。

水タンク横から登ります。(水は無料です)

※ 笠ヶ岳にも、もちろん外水道があります。無料です。

ハイマツの中の道を10分ほどで、「巻道ルート」の分岐に。

更に、1〜2分で「中道ルート」の分岐に到着です。


樅沢岳 小屋の左側から登る 右側がテン場 




「中道」の分岐から15分ほどで、運動場の端に到着です。

カルディナが”前回見られなかったから、是非に!”と言っていた所です。

「双六岳」のピークが見えます。

山頂に到着、6時46分でした。


  焼岳 乗鞍岳 御嶽山 笠ヶ岳 の4ショット

双六岳山頂

黒部五郎岳〜水晶岳




今日は、「小池新道」を下山です。

余裕で、まったりと展望を楽しんでいます。

時々、心地良い風が吹きました。

写メで、アフーさんチームが向かいの山に!

アフーさん達が、燕から直接フーフーをしてくれた様です。

皆さんの”フーフー”と一緒になって、天気も気持ちもとっても良くなりました。

嬉しかった〜!有難うございま〜す!


では、山頂からの展望を。


槍の左・表銀座にアフーさんチームが!

黒部五郎岳

                  薬師岳  奥に小さく奥大日岳  三俣蓮華岳

          三俣蓮華岳 奥に小さく剱・立山 水晶岳     鷲羽岳

   鷲羽岳   真砂岳  奥に妙高 高妻 黒姫 飯綱  唐沢岳 餓鬼岳  燕岳

笠ヶ岳

白山




名残惜しいけれど、下山です。7時12分でした。

ぼちぼちと、眺めながら・写真を撮りながらのカメ足で。

「双六小屋」に、8時06分到着でした。


かなりの数のツボミがありました

巻道の分岐にて  ワッシーとカル2




支度を終えて、8時25分に出発でした。

ボツボツと登山者とのすれ違いが始まりました。

「鏡平」に泊まられた方達でしょうか?

中小のピークを越えて、「弓折乗越」に9時26分到着でした。


弓折分岐の指導標

鏡平の小屋と鏡池




最後の眺望を楽しみながらのティータイムにしようかと思いましたが、

「鏡平」で、”カキ氷をやろう!”と言う事で、9時36分出発でした。

「鏡平山荘」に10時08分到着でした。


少し融けてしまいました  何せ、暑かったのでして・・・




今回も、写真を撮る前に食べてしまった〜ぁ!

氷としたら、赤提灯の某小屋の方が”柔らかいカキ氷”でした。

でも、冷たくて美味しかった〜ぁ!

満足をして、10時30分に出発でした。

「鏡池」で1枚パチリ。

短い区間の木道を過ぎると、いよいよ岩ゴロの道の連続です。

この付近から、大勢の入山者とすれ違いとなりました。

「秩父小沢」に、11時52分到着でした。

可愛い小沢で少人数なら休める場所です。

「秩父沢」でも良いのですが、

木陰が流れから離れた所しかありませんし、沢が少し広過ぎます。

で、最初からここをランチ場所に予定していました。


シシウドガ原から左俣林道が見えます

秩父小沢の流れ




ランチを済ませて、下山を再開。12時45分でした。

6分ほどで、「秩父沢」に到着でした。

数人の下山者が、炎天下で休憩をされていました。

「左俣林道」に13時30分到着でした。


秩父沢付近まで降りて来ると、穂高の上に・・・

アサギマダラのお出迎え 見送りと同じチョウだったりして

 小さな流れを渡って、いよいよ小池新道も終りです

林道入り口から振り返ってみました




ここからは、林道歩きです。

木々を楽しみながら、3日間の話をしながらでした。

「笠新道」入り口に14時03分到着でした。


ブナが綺麗

ジイソブ(キキョウ科ツルニンジン)




駐車場まで、あと1時間ほどの行程です。

周回コースの終了を称え合いながら、14時10分に出発でした。

緩い下り坂ですが、20歳前後の2組に追い越されました。

やはり若い人は、足の進め方が違う。

「穴毛谷」に近づくと、「笠ヶ岳」への尾根にこんな雲が。

明日の天気はどうでしょう?




駐車場のエックス君の元に15時04分帰着でした。

楽しかった山遊びもこれでおしまいです。

皆さんの”フーフー”のお蔭で上天気となりました。

しかし、暑かった〜ぁ!

写真を撮る時には、少し雲があると・・・。

なんて勝手な事を言っていました。(贅沢な事でした)




少し休んで、駐車場の脇の吊り橋を渡って「深山荘」に行きましたが、

休みのようで温泉に入れませんでした。

仕方がなくエックス君に戻って、温泉探しの旅に。

「本日休業」の所が多いこと。従業員の休養のためでしょうか?

仕方がなく、「新平湯温泉」まで移動しました。

「本陣」にて、入浴でした。

柔らかいお湯の掛け流しでした。

従業員の接客方も、そしてお湯の感触もとっても気持ちが良いものでした。




3日間の汗も流せましたので、松本IC直前で

エックス君にご飯を食べてもらい、

「通勤割引」を上手に利用しての帰宅でした。


帰ってみれば、写真の枚数が非常に多くて選別に・・・。

今年も穂高には行く事が出来ませんでしたが

とっても満足出来る、恒例の9月山行でした。




'06年の「双六岳〜三俣蓮華岳〜鷲羽岳」の記録は、こちらにどうぞ!



さて、次は何所に行きましょうかね。






最後までお付き合い頂き、有難うございました。




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