横岳(八ヶ岳)のツクモグサに逢いに 2008.06.17.




仲間から、”ツクモグサが咲いていたよ”との情報が入り、行って来ました。



カルディナのレポは、こちらです。



1番楽な、「美濃戸」から入り込みです。

途中のSAで仮眠を取るも、またも寝すぎで「美濃戸」を6時30分に出発でした。

何時も通りに「南沢」です。

昨年の台風の影響でしょうか?沢が荒れていました。

2ヶ所の橋が丸太の仮橋でした。増水時は少し嫌かも知れません。

今日も良い天気。空が素晴らしい!


2ヶ所目の、左岸から右岸への渡渉地点

この樹の下付近の岩場で「オコジョ」を2回見ていますが今回は×




登山道沿いに、「イワカガミ」が一面に咲いていました。

この時季には入ったことがありませんので、

ここに咲いているとは思いもよりませんでした。




河原で朝食を摂りながら、寝不足の重い足を運びました。

途中、樹林帯の中に雪がほんの少しありましたが全然問題なしでした。

大小の同心や横岳の稜線が全体が見えて来ますと、

すぐに「行者小屋」に到着、9時03分でした。


赤岳が見えると、小屋はすぐ上で2〜3分




「阿弥陀岳」から「横岳」までを眺めながら休憩です。


    中岳の一部              阿弥陀岳               

  中央に「展望荘」の屋根が見えます     主峰「赤岳」

「横岳」の稜線




眺望を十分に楽しんで、9時17分に出発でした。

今日は、”ツクモ君”がお目当てです。「地蔵尾根」を使います。

ここでも雪が少しだけ現れましたが、返って歩き易いくらいでした。




雪がなくなると、ザレていて歩き難いところです。




尾根を20分ほど登ると、クサリと階段があります。


左の階段でも正面のクサリでも、どちらでもお好きな方をどうぞ




だいぶ、登って来ました。

この付近からは、関係される方々のご努力で登山道が整備されていました。

石積みの登山道になっていました。大変だった事でしょう。

でも、本当にこんなに丁寧に整備しなければいけないのでしょうか???


「阿弥陀岳」の上空を、2機の旅客機が続けて北に向かいました(1機は逃げて・・・)

「硫黄岳」と「大同心・小同心」

階段も新設されていました(左側に古いハシゴ)




阿弥陀さんと肩を並べるくらいになって来ました。

もう少しクサリや階段が続きます。




下の「お地蔵様」に安全登山をお祈りして、更に登ります。

すぐに「地蔵ノ頭」の指導標が見えます。


指導標が見えます

「行者小屋」があんなに小さく




「地蔵ノ頭」に到着、10時38分でした。

情報では、稜線の手前にも”ツクモ君”が咲いていた。との事でしたが・・・。

「地蔵ノ頭」のお地蔵様です。もちろん、お参りをしました。

そして、展望です。


本当に優しいお顔ですよね

主峰・「赤岳」  頂上小屋と展望荘(風車も)が見えます

「中岳」と「阿弥陀岳」

これから行く、「二十三夜峰」から「硫黄岳」 左奥に「西天狗と北横岳」

中央奥に「蓼科山」と「北横岳」(薄っすらと)  「西天狗」も少しだけ

肉眼では、北アが見えていましたが




展望を楽しんで出発です、10時55分でした。

「二十三夜峰」を花たちに励まされ、ハシゴやクサリも使いながら登ります。


イワウメ

ミヤマタネツケバナ

ハクサンイチゲ

チシマ?アマナ

オヤマノエンドウ

キバナシャクナゲ

ミヤマキンバイ




「日ノ岳」東側を回り込むと、”ツクモ君”が!

逢えないかもと思いながら、”イヤ、絶対に逢える!”と信じて来た甲斐がありました。

では、写真をどうぞ〜!




如何でしょうか?

この”ツクモグサ”に逢いに来た訳です。

30分以上もいそしんでいました。

ランチのスペースがないので、「石尊峰」に向けて出発、12時06分でした。

では、もう1枚どうぞ!



登ったり・降りたりで「石尊峰」に到着、12時18分でした。




で、やっぱりランチはこれでした〜ぁ!

そして、周囲の元気が出る黄色い花。


ミヤマキンバイ

そばに生えている(未だ葉だけ)”チョウノスケソウ”も可愛い花ですよね




ランチを済ませて、13時06分に出発でした。

10分足らずで「三叉峰」を、その後5分ほどで「無名峰」を通過。

いわゆる、「横岳」山頂・2829m峰に到着、13時27分でした。


キバナシャクナゲ




「横岳」を13時32分に出発でした。

途中までは、ハシゴやクサリを利用しながら進みます。


基本的には、大ダルミまでいったん降り、硫黄岳を登り返します

知らない人です




10分足らずの間はクサリ場の通過ですが、後は伸び伸びと。

「台座の頭」(ピークは巻く)手前くらいまでの間に”ツクモ君”が咲いていました。

「硫黄岳山荘」・大ダルミまで、下り坂です。

この小屋には、綺麗な水洗トイレが新設されました。




降り切って、「硫黄岳山荘」に到着、14時06分でした。

この後は、硫黄のピークまで登るだけです。

今は”コマクサ”も咲いていないし、黄花シャクナゲは見てきたし

十分に休みましょう。

と言う事で、14時16分に出発でした。

ケルンが点々と設置されている斜面を登ります。


さあ、最後のひと踏ん張り

最後の登りにかかるカルディナ

稜線はパスして巻道です

ロボット雨量計跡から  天狗、縞枯、北横岳、蓼科山が見えました




「赤岩ノ頭」に到着、14時57分でした。

5分休憩で出発でした。後は、降るだけ。


最後の上り坂を眺めると、ケルンが綺麗に並んでいます

30分ほど降った所で、最後の眺め




降り始めて10分ほどで、雪が現れました。

ここも歩くのに支障は有りませんでした。




「ジョウゴ沢」を渡った途端、”ギョッ”っとしました。

丸々と太った・身体の大きい、起こると怖い?のが居ました。

さて、それは何でしょ〜?



カモシカさんでした。

3〜4mくらいの位置に居ました。こんな近くで出逢うのは初めてです。

今までは遠くに居て逃げていきましたが、

今回は”何よ〜ぉ?”とでも言いたそうでした。

お腹が大きいみたいで、お母さんでしょうか?

お食事中の様でした。

”またね。元気でね!”と小さな声を掛けて”さようなら”でした。

思わぬサプライズでした。




そんなこんなで、「赤岳鉱泉」に15時55分到着でした。

10分休んで、出発でした。

「北沢」を小さな花を撮りながら「堰堤」に16時52分到着でした。

10分休んで、出発でした。


キバナノコマノツメ

マイズルソウ 小さすぎてピントが、大分下って来たら咲いていました




「美濃戸」に17時29分に到着でした。

帰り支度をして、「もみの湯」に向かいました。

「美濃戸口」までの間には、レンゲツツジやヤマツツジが花盛りでした。




今回は花の情報を貰って、サクッと行って来ました。

皆様のお蔭で、天気にも恵まれました。

フーフー〇ー!本当に有難うございました。

思わぬ出逢いもあり、充実した1日でした。




さて、次は何所に行きましょうかね。






最後までお付き合い頂き、有難うございました。




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