アカヤシオが咲く、飯縄山 2008.05.28.







北信濃遠征、第2日目(1日目・黒姫山はこちら)



中社の駐車場で朝を迎えて、4時過ぎに起床したところ

赤エックス君はもう居ませんでした。そっと出発してくれた様です。

無風状態なので、「鏡池」に向かいました。




早いですね、1人の方がすでにカメラを構えていられました。

我々もまねっ子をして、パチリ。


こんなに静かな「鏡池」は、初めてです。綺麗でした。




写真を撮り、中社の駐車場に戻り朝食でした。

朝食後、昨日の「神告げ温泉・湯行館」の駐車場へ移動です。

女将さんのご好意で、駐車させて頂きました。

温泉のHPに女将さんの写真があります。



(今回は、飯縄山の「ツナ」は昔ながらの「縄」を使います)



広い駐車場の隅に停めさせていただき、支度です。

今日も時間調整の山遊びで、のんびり・まったり歩く予定です。



カルディナのレポは、こちらです。



5時45分に出発でした。

両脇の花々を眺めながら、林道を15分足らず進むと「登山口」です。

(西登山道への近道入り口です)

そこには、湯行館社長の手作りの看板が設置されていました。


クルマバソウ

クリンソウ

ニリンソウは、お休み中

近道の入り口




この先5〜6分の所に昔からの「登山口」がありますし、更に行くと

「戸隠の峰々」の眺めの良い場所があるので、ここは通過です。

「2つ目の登山口」を通過してその場所に行って見た所、

木々が成長をしていて展望が今一でした。

仕方がないので、2つ目・今度は手前で1つ目の「登山口」に戻りました。

(こちらが、正規の「西登山道」入り口です)


木が大きくなってしまって

林道を食べてしまった、元気なカラマツ君

西登山道入り口




「登山口」を通過、6時25分でした。

この登山道は、道幅も広く周囲の雰囲気もとっても良い道です。

花こそ咲いては居ませんが、緑が本当に綺麗です。

20分ほど登ると左から、「近道」が合流してきます。

その後10分足らずで、林道を横切ります。


ツバメオモト




林道を横切り、カラマツ林の中の緩やかな登りです。

林道から15分ほどで、木の鳥居のある「萱ノ宮」に着きます。




登山道も少しづつ傾斜が付いて来ます。

両側の木々も自然林に変わって来ました。

ここまでも、ヤシオが少しづつ咲いていましたが、

「宣ノ宮」から40分ほどで、やっと大株が現れました。

これが目的で、期待をしていました。

西方を眺めると、薄っすらと「北アルプス」も見えました。


帰りに通る「瑪瑙(めのう)山」

レンゲツツジは未だツボミ

北アが薄っすらと





更に30分ほどで、岩ゴロの登りが終わり展望が開けてきます。


1909mのピークが見えます

今日は風がなく、暖か過ぎます




更に15分ほど黒土の道を進むと、

少し左手に「お地蔵様」が祀られていました。

更に5分ほどで、「南登山道」の分岐に到着、8時51分でした。


登って来たルートを振り返る(中央に見える山の尾根)




分岐を出発、9時00分でした。

見晴らしの良い、岩ゴロ道を7分ほど進むと

「飯縄大明神」の石祠が、祀られていました。





更に、歩き易くなった道を3分ほど進むと、1909m峰に到着でした。

ここには、「飯縄神社」が祀られていて

地元では、毎年6月6日にお稲荷様をお参りするそうです。




1909m峰から見える「本峰」までは小さな鞍部を隔てて、10分の距離です。

鞍部へ降り、登り返して「飯縄山」に到着、9時25分でした。




かなり広い山頂でしたが、だ〜れもいません。貸切でした。

気持ちの良い山ですね。

湯行館の女将さんのお話では、

「飯縄山は、地元では活力をもらえる山として愛されている」そうです。

温泉の社長も心身ともに元気がなくなるとおにぎり持って山に登るそうで

元気いっぱいになって帰ってくるとか。

登山道も周囲の林も、そして尾根に出た時の開放感も

久しぶりに味わった感じでした。

展望が少し悪かったのですが、何故か「気持ちい〜〜〜ぃ!」でした。

時間も早いので、コーヒータイム。



暫らくすると、20数名の団体が到着でした。

何も考えないのか、山頂標の周囲で宴会を開催。

宴会は良いとしても、座る場所をもう少し考えれば良いのに、

リーダー講習でも受けさせないと・・・。

でも、焼肉のいい匂いが! ク〇ッ!


十分時間を調整して下山開始、10時35分でした。

北(霊仙寺山方面)へ1分足らず降りると、「瑪瑙(めのう)山」への分岐です。

北面の所為か、少し雪が有りました。

この辺も、天気さえ良ければ展望がすばらしい事でしょう。


霊仙寺山、左側の足元に雪が見えます

中央に指導標が見えます

ここを左折

未だ冬だ〜ぁ

瑪瑙山とカル2と ←いらなかった? (奥に薄っすらと高妻山が)

お口直しに、どうぞ!

上のショウジョウバカマの写真を良く観て下さい。

日が射しています。弱足ママさんから「フーフー」メールが届いたら、

すぐに日が射して来ました。すごい!




子供たちの元気な声が聞こえてきます。

60人の中学生の登山隊でした。

パスをさせてもらいながらの下山でした。

昨日も今日も聞こえてくる「テッペンハゲタカ!と鳴く

ホトトギスが近寄ってきました。

一緒に移動しながら、元気に鳴いています。

「来るな〜! おれのは未だ、残っているぞ〜!!」カル2の泣き声、なんちて。

小鳥の声は沢山聞こえますが、判別できません。




1720mくらいのピークから振り返ると、かなり降りて来ていますね。

山頂で、子供たちの声がします。大人達のグループは如何したでしょうか?




「瑪瑙山」まで1回降り、また登り返しです。

少し行くと、岩場の箇所にイワカガミが咲いていました。

「西登山道」ではツボミも硬かったのに、こちらで咲いているとは・・・。

ここも天気が良ければ・・・。


降りると、あそこの登りが控えています

上の写真の左下の岩です





上から眺めると、林の中が点々とピンクに色付いています。

降りきると、ヤシオが綺麗に咲いていました。

最盛期のこの界隈は、綺麗な事でしょう。

振り返ると、先ほどの岩場の奥に遠くなった山頂が見えます。

足元には、可愛い花が咲いています。


ツクバキンモンソウ




降りたら、登り。で、登りきると「瑪瑙山」に到着、11時45分でした。

リフトの最上部です。

「飯縄山」山頂が遠くなりました。


名残惜しいので、しつこく、もう1枚

この辺のレンゲツツジは、もうすぐ





ここからはリフトを挟んで、ルートが分かれます。

「中社」に戻るので、左のルートを行きます。

山頂の少し手前を左に行き、「怪無(けなし)山」の麓まで、スキー場のゲレンデを降ります。

もちろんかなりの傾斜です。このあたりの花も可愛かった。


                      高妻山

顔を少し左下に振ると、こんな景色が  ゲレンデの末端まで降ります

菊咲きが混ざっているのでしょうか?  花びらにギザが

ヤマガラシ?

ハルリンドウ




ゲレンデの両脇は春の花が咲いていました。

どんどん降ります。


オオカメノキとヤシオが咲き誇っていました

ゲレンデの中間くらいの地点で少し平です   あの鞍部まで降ります




ここで、春のスキー場には沢山ある”獲物”を発見。

”何だか分かったそこのあなた、獲物?好きですね〜!”

ポコポコと沢山出ていましたよ。

そんなこんなで、「怪無山」の麓に着きましたが、時間は?です。







十字路となっています。出発は、13時08分でした。

「中社」方面の入り口・南(左)方の林にテープなどがありました。

確かな踏み跡で、少し注意すればOKでしょう。

ここからは、何処にでもある山道です。

周囲の樹相や足元の花の状態を観察しながら降りていきました。


スミレが一面に

こちらは、ハイキンバイが

上と同じ、ハイキンバイ

タチカメバソウ? 少し葉が細長いか?

白花エンレイソウ




「怪無山」の分岐から40分ほど降ると、古く狭い林道と交差しました。

右は北で沢沿い、真っ直ぐは西、左は南方面でした。

真っ直ぐの道を選択。

15分ほど進み「瑪瑙沢」の1本橋を渡りました。

更に20分ほど行くと林道に到着で、14時10分でした。

出た場所は、朝の「近道の入り口」から10mくらい「温泉」寄りでした。




今日も、「神つげ温泉・湯行館」にて入浴です。

湯行館はなんと読むでしょう?

入浴後、女将さんと沢山のお話をして来ました。

1番多かったのは、山菜の処理の方法でした。

地元の方の処理方法はいろいろ有る様ですが、やはり基本は同じですね。


かなり時間は過ぎましたが、まだまだ早いのです。

今朝行った、「鏡池」に再度行って見ました。

池周辺には、春が来ていましす。

その時の写真は、「たまには のんびり ぽかぽかと」をご覧下さい。




高速の「深夜割引」利用のため、時間を調整しながらで

「相模湖IC」を0時05分に通過でした。


皆さんのお蔭で楽しい2日間でしたが、あっと言う間に過ぎて行きました。


後日、写真の枚数が多くて処理に困ったとさ。



ユニークカンだって。湯に行く館




さて、次は何所に行きましょうかね。






最後までお付き合い頂き、有難うございました。




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