新緑の川苔山 2008.05.07.







やっとGWも過ぎ、静かになった山を歩こう。と出かけて来ました。

今回は、「川苔山」です。

「真名井橋」から真名井林道を300mほど入った所の

路肩に3〜4台くらい駐車可能なスペースが有ります。

その少し手前に「新秩父線」の巡視路入り口があります。




今日は「真名井北稜」から登り、下りは「赤抗(あかぐな)尾根」「大丹波林道」

を使う予定でいます。(赤抗尾根を降りて来ると、途中から枝尾根を使います)



カルディナのレポは、こちらです。



・月 日  5月7日(水) 天候 晴れ



支度をして、「巡視路」入り口を8時45分に入りました。

取り合えず、何時もの植林帯の急登です。




不摂生のお蔭で大汗を掻きながら20分ほど登ると、いよいよ尾根道となります。

新緑がキレイです。 但し、南側は植林帯となっています。




ツガや赤松も目に付きます。憧れの巨木たちです。




南側にも新緑の広葉樹が多くなると、ヤマツツジが咲いていました。




鉄塔の40、41号、42号を過ぎると植林地に出て「赤抗尾根」が真名井沢

越しに大きく良く見えます。林道が少し痛々しい感じがしますが・・・。


42号鉄塔

植林地からの赤抗尾根

振り向くと、岩茸石山や惣岳山方面の眺めが




切り開かれた場所なので、スミレが咲いていました。(スミレの判別が出来ません)




新緑のエネルギーを浴びながら更に進むと、馬酔木のトンネルとなりました。




植林地から20分ほど進むと緩い尾根に乗り、西に向かいました。

新緑の柔らかなシャワーが降りそそぐ中を満足気に歩きます。

植林帯から45分位で1002mのピーク直下に到着です。

直登かヤシオを見に巡視路を進むか相談。

直登方は岩があり、小石が散らばっています。踏み跡はやや不明瞭です。

巡視路方は踏み跡はもちろんハッキリしていて、テープ類も沢山有ります。

巡視路を進みました。




道は北に向かっています。

左から尾根が降りて来た所を登るのでしょう。小さな赤テープがあります。

が、少し先まで行ってみると、黒のプラ階段でかなりの勾配で下がって行きます。

戻って、先ほどの尾根に向かいました。

すると、今年最後になると思える「ヤシオツツジ」が咲いていました。

今年は残念ながら「ミツバツツジ」にも出会えていません。

やはり、嬉しかったですね。




主尾根に乗り、1002mを越えた付近で休憩していると

「シジュウカラ」が巣草を集めに来ました。可愛いですね。

↑(カル2の財布ではない!四十雀です!)




もう少し進んでからお昼にする、と言う事で更に気持ちの良い尾根を進みました。

1090m付近で左側に大岩、続いてヤシオツツジが現れました。


お父さん、お母さんボクも元気に大きくなるよ!待っててね!




そろそろお腹が、1168mのピークの1つ手前でランチです。12時18分でした。




50分ほど休憩をして、13時08分出発でした。

途中に古い傷跡ですが、昔は熊さんが出たようです。

最近は、時たま出没情報がある位です。出来たら逢ってみたいような・・・。

二重山稜のような窪地を右に見て更に進みます。

曲ヶ谷沢へのルートがあるとか?入り口を見落としました。残念。




更に一登りし馬酔木が現れると、すぐに「赤抗尾根」の登山道より少し高い地点に出ました。

13時22分でした。


赤抗尾根道から真名井北稜ピークを望む




ここからは、何となく奥多摩らしい感じの道・防火帯となります。

道筋には、沢山のスミレが咲いていました。




10分ほどで「曲ヶ谷沢」への分岐を右に分け、更に2分ほどで「獅子口」への分岐に。

更に登ります。ここで初めて他の方達と出会いました。




「舟井戸」からの道の合流点は見落としました。

道が平になると、直に「蕎麦粒山」方面への道と合流です。13時50分でした。




「川苔山」が見えて来ました。

緩く降りて、小屋跡のある「十字路の分岐」です。




平らな道から、最後の一登りとなりました。単独行の方と一緒に山頂へ。

「川苔山」山頂に到着、14時03分でした。


ハウチワカエデ

右側に設置されている指導標は「川苔山頂」でした

右奥にシラカバが数本伸びていました

足毛岩方面へのルート




下山は、人も居ないし「獅子口」経由としました。

大分ユックリして、14時36分に出発でした。

周囲をキョロキョロしながらでした。

5分ほどで「十字路」を、来た時の合流点を14時45分に、

「赤抗尾根」からの合流点を14時50分通過。

「獅子口」への分岐に到着、15時00分でした。


獅子口・大丹波方面への分岐点の指導標




「蕎麦粒山」への尾根から右に折れて、手入れのされていない植林帯に入りました。

登山道の短絡コースとなりそうな箇所には、指導標が設置されていました。

「水場」に到着、15時24分でした。


水場  右上部に「水神様」が祭られていました




湿り気がある所には、あの花が。と探したところ、やはり有りました。


コチャルメルソウとニリンソウ

ハナネコノメソウ

ツルネコノメソウ

こんなに雰囲気の良いところです




周囲の雰囲気もとっても良い「水場」を15時35分に出発。

3分ほどで「獅子口(小屋跡)」で、右折しました。




水音が気持ち良く聞こえ、すぐにワサビ田が現れました。

数え切れないくらいの桟橋を渡り、沢沿いの道は続きました。

さて、ここからが大変でした。座り込んで、花をパチリの連続でした。


両側にニリンソウやコチャルメルソウが

エイザンスミレ

白花エンレイソウ

黄花のケマンソウ

クワガタソウ

ミツバ?コンロンソウ   ボケちゃった 

ミツバツチグリ

ハコベ




やっと林道への分岐に到着、16時18分でした。




ここも、当然沢沿いを行きました。

もう1回、林道への分岐を左に分け「曲ヶ谷沢」に到着、16時50分でした。


ラショウモンカズラ

きれいだ〜ぁ

こんな木が! ウインクをしているトナカイさん?




最後の桟橋を渡り、5分ほどで「林道」に到着、17時11分でした。

これで暗くなる前に、エックス君に帰り着く事が出来ます。


ガクウツギ

指導標の後ろ側に、こんな看板が




17時20分出発でした。林道を景色や花を愛でながら、ぶらぶら歩きです。


マルバウツギ

ヤマブキと競演

カントウマムシグサ

ヤマツツジ




最後に「真名井北稜」の鉄塔とお別れして、ひたすら林道歩きでした。

「奥茶屋・棒ノ峰登山口」を18時00分に通過、「清東橋」に18時08分に到着でした。

5分ほど休憩をして出発。

「真名井橋」に12分ほどで、「登山口・エックス君」に18時28分到着でした。

周囲の景色を楽しみながら、1時間ほどの林道歩きで無事終了でした。




天気も良く、静かな道を歩くことが出来ました。

念願?のヤシオにも逢えたし、新緑の優しいシャワーも浴びることが出来たし、

本当に楽しい良い1日でした。

残念ですが、容量の関係でアップできなかった写真がかなりの枚数ありました。

今年は雪が多くて、芽吹きが遅くなると思っていましたが

この界隈も、何故か少し早いくらいでした。

判断が悪く少し予定が狂って来しまい、花に逢えなくなりそうな状況です。

今後の計画を見直さなければなりません。



奥多摩は、何となく懐かしい感じがするのですが何故でしょうか?

幾度と無く、通う様な気がします。




さて、次は何所に行きましょうかね。






最後までお付き合い頂き、有難うございました。




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