矢佐芝から明神ヶ岳 2007.12.19.







 だいぶ以前に、地元(南足柄市)の友に”矢佐芝(やさしば)からの『二宮金次郎の柴刈り路』が整備されたよ”と教えてもらっていましたが、やっと行く事が出来ました。

 周回コースとして、下山路は「小田原市と南足柄市」との「境界の尾根」を使おうと考えていましたが・・・。

 最寄駅としては、大雄山線の塚原駅が近いです。我が家から登山口までは、約48キロでした。

 塚原駅から登山口までの略図は以下の通りです。


2枚の略図等は「南足柄市」のHPから借用しました。

 塚原の駅前から真っ直ぐに山に向かって進み、駅前の信号から約400mのT字路(おかもと福祉館・消防署)を右折、その約1.5キロ先の「グリーンヒルバス停」の先を左折します。

 約500m先の「矢佐芝入り口」を斜め右に。

 その先約900mの「明神林道」の十字路を直進。林道は、両方向とも通行止めでした。

 更に「石畑林道」を約1.2キロほど進むとゲートがありました

 ゲートの手前に3〜4台は駐車可能なスペースがありました。



 カルディナのレポは、こちらです。



 駅からここまでの道は、登り坂で「歩いて入山は少し嫌だな」と思いました。

 約4.5キロ登りっぱなしです。

 支度を済ませて、7時40分に出発。

 1分ほどで「水場」のある「登山口」に到着でした。 水は、特段の味わいはありませんでした。

 薄暗い植林地の中を登り開始です。

 20分くらい進むと、スズタケが目に付く様になって来ました。

 途中の作業道に入り込み易い箇所には「指導標」があり、良く整備されていました。


何のための金網なのでしょうか?

 更に15分くらい行くと、530m位のやや平らな地点に出ました。

 見晴台に8時35分に到着でした。

 丹沢の山並みから相模湾までが「うっすら」と一望できましたが、天気が悪くなって来ました。

 8時45分に見晴台を出発。「久野林道」を左に行きました。

 5分くらい行くとスチール製の手すりがついた階段があり、登山道に入りました。

 植林帯を15分くらい進むと雑木林となり、気持ちの良い落ち葉サクサク道となりました。


日の出かい? だんだん天気が・・・

右は旧道みたい?

 有り難い事に、少し前から極小ですが「霰」がパラパラと・・・。

 寒くなって来ました。標高もあがってきましたので、アセボも顔を見せて呉れました。

 隣の尾根が大分近づき、空が抜けて来ました。いよいよ縦走路に合流です。

 小さな段差のある所を登ると、ひょこっと縦走路に合流。10時02分でした。

 氷と細かな霰のお出迎えでした。

 さあ、あと10分だ!と言う事で、10時07分に出発。

 尾根筋は箱根からの吹き上げで寒〜い!

 登山道が凍っています。でも、お蔭でドロドロに成らずに済みましたが。

 最初の「最乗寺」への分岐を10時11分に通過。

 明神のピークや駒ガ岳も見えて来ました。

 2つ目の「最乗寺」への分岐を10分ほどで過ぎ、ガリガリの霜柱が凍った道を行きました。


上で写した写真・明神と金時

2つ目の「最乗寺」方面への分岐

 明神ヶ岳に10時20分に到着でした。

 天気が悪く、1組2名の方が休んでいられました。

 足跡から見ると、「最乗寺」から山頂に直のコースを来られた様です。

 我がチーム同様に天気予報の「午前中は晴れ」を見て登って来られたとの事でした。

 が、残念ながら富士山は、・・・。

 以前は、「山頂標柱」があったと思いましたが見当たりませんでした。


誰か、寒いもので大涌谷の噴気で暖を摂っている様です

 吹き上げが強く、”少し降りてからお湯を沸かそう”と言う事で、10時44分出発。

 宮城野分岐まで降ってお昼としました。

 「矢佐芝」への分岐を10時54分に、「境界の尾根」の分岐を11時02分に通過

 途中見晴の良い箇所に「お地蔵様?」が祀られていました。以前からあったかな?

 「宮城野」への分岐に11時20分に到着。少し「明星」側に進みランチとしました。

 相変わらずの空模様で、細かい白い物が落ちて来ます。

 ランチを済ませて、「宮城野分岐」を12時08分に出発。

 せっかく降りてきたのですが、再度登り直しです。

 10分足らずで「お地蔵様」を通過し、「尾根の入り口」に12時24分に到着。


お地蔵様の少し上の尾根を降ります

 スズタケが沢山生えていましたが、このあたりは作業道として使用している様でした。

 910m付近からは、春の芽だし時期に来て見たくなるような林でした。

 但し、「久野林道」に出る手前は「竹やぶ」がかなり煩かった。

 「久野林道」に13時12分に到着。

 この後の入り口は、綺麗に刈り払いがされていました。

 13時23分に出発。

 歩き易い道はすぐに終わりとなり竹やぶとなりました。

 道も分杭標もなかなか見つから無くなって来ました。右側に緑色の金網が巡らされていました。

 あまりにも酷いヤブで、「明神林道」に出るのは大変そうだから、「石畑林道」に降りよう”と相談をして、750m付近から「北」へ反転をしました。

 その後は、地形図で確認しながらヤブの中を降りて行きました。

 ヤブの中に歩いた跡があるのですよね、鹿さんの。

 その後、薄っすらと人の踏み跡がありました。辿って見ると「春の女王」の大木が。

 どうやら、春の作業道のようでした。

 急な傾斜の植林帯に入りましたが、手が入れきれていない様でまだまだヤブが酷かった。

 やっと、「かながわ森林づくり公社」の表示があり、植林地用の作業道が見えて来ました。

 休憩を取りながら、林道に向かって進み、「石畑林道」終点に14時15分に到着しました。

 手前の尾根を降りようかとは思いましたが、取り合えず「林道」を選択。

 林道をブラブラと歩き、「エックス君」に14時55分に到着でした。

 空にはお月さんが。

 この界隈の「スズタケ」の多さは承知をしていましたが、とにかく酷かった。

☆ 続 編

 1日置いた21日に再度「境界の尾根」に行くことになりました。

 荷物を軽くして、同じく『二宮金次郎の柴刈り路』を登りました。

 今日は天気も良く非常に暖かく感じました。

 あまり写真も撮らなかった所為か、尾根に出るまでの所要時間が40分も短縮されました。

 荷物が軽いと楽ですね。

 尾根道を左折して「市町村境界の尾根」に向かいました。

 ここからは、先日と同じルートを辿る事が必要でした。

 2回目でしたが、やはりヤブが酷い。(当たり前か?)

 ヤブの中でトレースを見失いまして、判明している地点まで戻り再度ヤブに突入しました。

 新しい鹿の足跡があり、どこに向かえば良いか少し考えこみましたが『自分が普通辿るルート・癖?』を探したところ、踏み跡が残っていました。

 でも、まだ目的が達成されません。

 だいぶ下がってきたところで、思わず「待った〜ぁ?お待ちどうさま」と声が出ました。

 目的は達成です。カルディナは大喜びでした。

 目的が達成しましたので、あとは適当にエックス君のところに帰ります。

 林道でパチリ。


今年最初で最後の開花している竜胆さん

 無事に愛車エックス君の元に帰りつきました。


 尾根上のヤブがどのくらいの区間続いているのか?もう1度観に行きたくなりました。

 近い将来行くことになるでしょうか?

 周回コースとしては、どうにも使えそうにありません。

 「矢佐芝」から登り「最乗寺」に降りるか、その逆のコース取りが良いかな?と思いました。

 でも、楽しく過ごす事が出来ました。歩ければどこでも良いみたいです。




さて、次は何所に行きましょうかね。






最後までお付き合い頂き、有難うございました。




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