棒ノ折山から岩茸石山 2007.11.07.



 先週は「牛ノ寝」の綺麗な紅葉を楽しむことが出来ました。さて、今週はどこに行こうかな?”1000mくらいの所で。どこか無いかな?”(また、紅葉狙いか?)の問いに、カルディナは考えた末”「棒ノ折」はどう?”の答えで決定。

 コースは如何しようか?と思案。「名栗湖」側から破線を上がろうかとも思いましたが、少し遠いので、「川井」から入る通常のコースを取りました。

 八王子を抜けて、川井で右折し、「清東橋バス停」に到着です。途中で少しの間渋滞に遭い、食料のを買い込みをしながらで、所要は約85`・2時間30分位でした。

 バスの折り返し場所には綺麗な民家風のトイレがありました。

 どこに駐車をしようか?考えながら休憩をしていると、自転車に乗った地元の方と思われる少し年配の方が来られました。少しお話を伺いました。 

 ”これから山にいくの?棒ノ嶺?””はい、そうです。”・・・・・。

 ”この辺は、キャンプ場の駐車場ばかりだよ。一番奥に”釣り師”が止めている所があるよ。”と教えてくださいました。

 お礼を言って車を奥に進めたところ、登山口の近くの路肩に適当な空き地があり”駐車禁止”の看板が出ていませんでした。

 支度をしていると、先ほどの”おじさん”が自転車で来られて”ここなら大丈夫だよ。台風で道が荒れているから、滑らないように気をつけて行って来な。”と声を掛けてくださいました。

 心配をしながら登り坂なのに追いかけてきてくれた様です。”若い頃は、腕章を付けてこの辺をず〜と歩いて居たんだよ。どこまで行ってくるの?”などの会話。

 今は、ボランティアで道やトイレの清掃をされているようです。ありがたかったです。



 カルディナのレポは、こちらです。



 支度を済ませて、直ぐ傍の登山口に。8時00分でした。

 奥茶屋のキャンプ場の脇を降り、大丹波川を渡り急な坂に取り付きました。

 杉やヒノキの植林帯で、ゴンジリ沢に沿ってわさび畑がある道でした。

 3回ほど橋を渡ると「小滝」が、その後小さな階段を2つ登り、30分足らずで「山ノ神」の社がありました。大切な「山の神」にお参りをしながら休憩。

 5分ほど休んで、いよいよ登りとなります。

 ジグザグと登り、20分ほどで尾根に乗りました。少し傾斜が緩くなりました。が、直ぐに勾配が増して来ました。割合広い尾根なので、案内板が3つほどと「マムシに注意」が有りました。

3つ目の大きな岩のところで休憩。休憩中に10数人の人が長靴で勢い良く登って来ました。荷物が少ないとは言え、馬力がすごいです。

 


階段ばっかり、やですね〜ぇ

出ておいで!焼酎がまってるよ!

川乗山が見えました

時季が良ければな〜ぁ

 10分ほど休んで、9時28分に出発です。

 だんだんと空が抜けてきて、山頂が近くなって来ていることが判りました。

 ススキが目立ち始めてそこを抜けると、ヒョイと山頂に飛び出しました。9時39分でした。

 写真を撮っているうちに、長靴の人たちは無線機を使いながら2手に分かれて歩き始めました。どうやら役場の現地調査のようです。


大持山、武甲山方面、榛名がうっすら

武川岳、谷川がうっすらと

子ノ権現方面

黒檜岳               白根?     男体山

 今日は天気が良くないかな?と思い、弱足ママさんasaさんをはじめアフーさんにまで”フーフー”をして頂いたお蔭で、雲が飛び去り天気が良くなりました。皆さん有難うございました。

 てな訳で、写真を撮ったり景色を眺めながら”ティータイム”。1時間以上の休憩でした。

 やっと”よっこらしょ”と腰を上げて、「岩茸石山」に向けて10時45分に出発でした。

 少し進むと、丹沢を思わせる長〜い階段でした。登山道が痛んでいるために、両脇の斜面に無造作に沢山の道が出来上がっていました。早く手を打たないと、本当に取り返しが付かなくなりそうな感じでした。

 階段に手こずりながら降りて行きましたが、周囲の雑木林が気持ちの良い道でした。季節が良ければ・・・。今年は紅葉をせずに枯れ落ちてしまった様です。

 少し登ると「権次入峠」(ごんじり)でした。

 一度はここから「有間ダム・名栗湖」に降りようかと考えていましたが、今回は南東に進みました。

 

 植林地帯が殆どで、時々雑木が現れます。ほんの小さなピークを過ぎて登り返すと「黒山」でした。11時20分に到着。

 「黒山」を11時30分に出発。

 アセボのトンネルが有りました。かなりの数が有ったので、花が咲くと綺麗でしょう。

 やっと黄色い広葉樹の葉が目に付く様になって来ました。

 小ピークを4つほど超えて「逆川ノ丸」に11時52分に到着。

 高水山や岩茸石山などを望むことが出来ました。


逆川ノ丸のピーク

 「逆川ノ丸」を11時55分に出発。

 小ピークを越えるとかなりの降りとなりました。この辺りから、紅葉が綺麗になって来ました。

 749mのピーク手前に柵が有り覗くと「大丹波」の集落が見えました。

 この後、4つほどの小ピークを越えながら尾根通しに25分ほど進むと階段がありました。

 この階段を登り切ると730m位で、紅葉が真っ盛りでした。

 階段を上がり、紅葉のトンネルを15分ほど進むと2つ目の階段がありました。

 2つ目の階段を登り切ると、北東に伸びた小広い尾根にでました。ここは右折(南下)です。12時52分でした。

 少し降って、登り返すと小広い箇所に出ました。終わりかな?と思ったら道は左に折れ、更に少し急な登りとなり4分ほどで最後のピークとなりました。

 10分足らずで「名坂峠」に到着で、13時06分でした。

 最後の登りを頑張って、「岩茸石山」に13時14分に到着でした。

 少し遅くはなりましたが、ここで軽くランチです。

 ”前回に来た時もここで食べたよね”と言われましたが”うん〜・・・。”でした。

 高水三山の記憶は、兄が退職前に始めたハイキングでここに来て”バテタ”と言っていたので、何所バテタのか?お寺の奥の登りかな?なんて考えながら歩いた事ぐらいしか有りません。

 ただ、山頂標の覗き穴は覚えていて、今回も覗きました。


棒ノ嶺(今日来た尾根)と蕨山

惣岳山方面

高水山方面

 ユックリと遊んで、14時07分に下山開始です。

 一旦「名坂峠」まで戻って、「八桑」に降ります。

 「名坂峠」に14時16分に到着。これから降りの連続です。

 植林帯の中の狭い道が続きました。道が緩やかになりコンクリートの橋を2つ過ぎると簡易舗装がなされた林道に出ました。14時47分でした。

 3分ほどで、民家が見えて来て「八桑」の道路に15時02分に出ました。


上の道標の反対側

八桑のバス時刻表

 ここから45分ほど、少し上っている舗装道路歩きです。

 少し行くと、今朝お会いした方”無事に帰って来たね”と出迎えてくださいました。

 ”もうすぐ降りて来ると思っていたよ。楽しかったか?家族や友達とまたおいで”と声を掛けてくださいました。

 どうやら、時間を気にしながら外に居てくれたようです。有り難かったです。

 はたして、自分にもこの様な事、思いやりが出来るか考えさせられました。出来る様になりたいですね。

 ”有難うございます。また来ます。”とお礼を言いつつ車まで戻りました。

 とっても嬉しい一日の締めとなりました。

 車に15時46分到着でした。

 紅葉には少し遅かった様ですが、最初から最後まで良い思い出が出来ました。

 有難うございました。




さて、次は何所に行きましょうかね。






最後までお付き合い頂き、有難うございました。




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