丸川峠から大菩薩嶺 2007.10.23.







 ”裂石から丸川峠、大菩薩嶺を冬歩きたい”と言うことなので、ルート確認方々紅葉の進捗状況を見て来ました。

 裂石の駐車スペースに来たとき、冬季用ゲートが閉じていました。過日の大雨の影響で土砂崩壊が起きているようです。復旧の見込みは現在のところ未定との事で、裂石〜上日川峠間は全面通行止めとなっています。帰りに木の間越しに眺めたところ、これは当分無理と思われました。

 こちらで確認を。(甲斐大和方面からは上日川峠まで入れます)

 3時間足らずで9時前に到着でしたが、相模湖までの下道が渋滞しかなり時間が掛かりました。平日にも関らず、中央道も乗用車や観光バスが多くやや走り難い状態でした。

 駐車スペースは通行止めの関係も有るのか、満車状態でした。通行止めで困っている方達とコースの話などをしながらの支度でした。何台かの方達は、目的の山を変更して車をスタートさせて行きました。



 カルディナのレポは、こちらです。



 駐車スペースの奥が入り口です。9時29分出発でした。

 みそぎ沢に沿って、今は使われていない林道を20分ほど歩くと「登山口」です。 

 沢ぐるみやクヌギの丸いどんぐりが沢山落ちていました。

 登山道に入ると少し段差のある道となりました。30分くらい進むと平らな状態に、その後5分くらいで急な登りとなりました。が、すぐに平から降りに。今日もかなり暖かい日で汗が流れます。

 鹿の声を聞きながら、小さなアップダウンや左に自然林・右にカラマツの小さな馬の背状の道や、やや早いが紅葉などを楽しみながら歩きました。もちろん樹々も。


主のようなブナさん

 この間の登山道には、コナラの尖ったのやミズナラの大きなどんぐり、可愛い栗の実が沢山落ちていました。今年の木の実は豊作なのでしょうか?

 白魚の様な(シラウヲですよ!)カル2の手の親指と大きさを比べてみて下さい。

 この先、再度少しのアップダウンがあり、チョイ登ってからはユルユルとした丸川峠までの道でした。丸川峠に11時35分到着でした。

 丸川荘に只木さんが居られたので、周囲の環境状態や木製品の事をしばらくお話して頂きました。お土産には木彫りの製品をどうぞ。温かみがとってもあります。

 小屋の前の広場の奥には、お地蔵様が置かれてありその側にはマユミが沢山実をつけていました。

 他の登山者が到着されたので、再訪を約束して12時00分出発しました。

 草原の中(もち、今はススキが目立ちます)を5分ほどキョロキョロしながら登りました。天気は良いのですが展望はなかナカ・・・。

 7分ほどで、左から林道が上がって来ます。小屋の前の広場から続いている林道です。 

 大菩薩嶺までの間は、ピークがいくつか有りますが北側を巻いて行きます。

 途中、2箇所ほど土石流のため道が抜けていて、歩きにくい所がありました。

 北面なので、雪が凍結するでしょう。積雪が中途半端だと結構苦労しそうです。

 山岳部を卒業した身では十分慎重に望まないと・・・。

 まあ、依頼をすれば捜索隊は出して呉れるでしょうけど。ね〜ぇ、○○○さん。←お願いだよ〜!


こちらは、丸川峠までの尾根上1500mピーク少し手前の物

山頂は見えれど・・・。

 と言うことで、大菩薩嶺に13時21分に到着でした。

 これで今回の山行目的は達成です。携帯のアンテナが立つので、メール送信。

 13時35分、雷岩へ向けて出発。

 雷岩に13時45分に到着。一部の木の紅葉が綺麗です。

 少し遅くなりましたが、ランチタイムとしました。この後は、時間を見ながらユックリと降りれば良い訳です。

 天気は良いのですが、気温が高すぎて山が眺められません。富士山も薄っすらとでした。


頭の上は、こんな空。

でも、南の空は・・・。富士山も。

カケスが遊びに来てくれました。もっと近くに来たけど騒がれて。

 周囲の木々の葉は、枯れたまま木に付いているのが多々見受けられました。

 ランチも終わり、”取り合えず暗くなる前に戻ろう”と言うことで、雷岩を14時35分出発。

 紅葉を愛でながらブラブラと唐松尾根を降り、富士見小屋に15時20分に到着。


今年、最初で最後?

 5分ほど休んで、上日川峠へ。途中鹿の母仔がお食事中でした。上日川峠に15時42分到着。

 時刻的にも少し遅いし、塩山方から入れないためか、広い駐車場には数台の乗用車しか駐車していませんでした。

 時刻を少し気にしながら、15時52分出発です。この界隈なら時間が読めますので、気が楽です。

 登山道入り口の際に通行止めのバリケードが設置されていました。

 山仲間が”樹が好きだね〜”と言っているとか?言ってないとか?

 言われても良いのです。巨木を見ると嬉しくなるし、触らせてもらうと”良く来たね〜ぇ”と応えてくれて、活力を分けてくれるような気がするのです。

 さて、これから<巨樹フェチ>の本領発揮です。

 しばし、樹々をお楽しみ下さい。 あっ!そこの人、他のサイトに行かないで!


仲良く共生か?それとも弱肉強食?両木とも元気ですが

1枚上の写真の真ん中の木です。

時間を気にしながら歩く、登山者の影

 第1展望台に16時35分到着。

 16時45分に出発。明るいうちに着くでしょう。

 10分ほどで林道に到着。


富士山が見えるはず

林道に到着

 千石小屋に17時少し前に到着。


千石小屋を過ぎ、1回林道(車道)に出た所から

すぐに、また登山道に入る

17時06分、林道(車道)に出る

 ゲート横を通り、車に17時08分到着でした。

 丁度、1台の車が出て行きました。エックス君が一人で待っていてくれました。

 おかげ様で明るい内に到着でした。

 紅葉は1700m付近が丁度良い様でした。

 積雪期は、2箇所ほど少し嫌なところがありました。テープ類は殆ど有りませんので、ルートを読めないと少し難儀するかも知れません。

 今日は一日中”鹿さん”の声と”カコ〜ン、バシッ、バサッ”と言うどんぐりの落下音を聞きながらの山遊びでした。楽しかった。

 この界隈の紅葉は、あの位の付近がちょうど良いのだから、次回はあそこに行こうかな?




さて、次は何所に行きましょうかね。






最後までお付き合い頂き、有難うございました。




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