新中の湯から焼岳、上高地へ 2007.09.27.


 幾らか涼しくなって来ました。9月も終わりとなりますが、本当に暑い夏でした。今年も何かと所用が多く遊びに出れず”夏山”はお預けでした。どうにか1日空いたし、天気もマズマズなので焼岳に出かけました。

 26日の21時少し前に家を出て、野麦街道(158号線)稲核(いねこき)の道の駅”風穴の里」に1時に到着しました。約240キロでした。ここで、仮眠です。

 27日、朝食を摂って、道の駅を6時15分に出発。

 今回も沢渡の駐車場を横目で眺めながら通過すると、サルの軍団が国道を歩いていました。最徐行です。中の湯の温泉旅館を過ぎ、道の駅から20分ほど(25キロほど)走って、10号カーブの少し先の”登山口”に到着、6時46分でした。割合広い駐車スペースがあり、10台程度は駐車が可能でしょうか?国道の反対側にも駐車が可能です。トイレは有りません。


進行左側の駐車スペース

左の奥の正面が登山口です

登山口

左カーブを曲がってくると正面に見えます



 カルディナのレポは、こちらです。



・月 日 9月27日 天候 曇り時々晴れ

・行 程

8:50 10:30 10:40 12:51 12:57 13:15 15:13 15:25
新中の湯P 下堀出合 北 峰 北峰直下 中尾峠 展望台 新中尾峠 工事用林道 田代橋
7:10 9:00 10:37 12:05 13:07 13:25
所要時間 8時間15分
休憩時間 2時間32分

 支度をして、7時10分出発です。登山口は、駐車スペースの反対側ですぐに判ります。

 霞沢岳のてっぺんは雲の中です。最初は、ダケカンバやコメツガの目立つ林の中の緩やかな歩き易い道を進みます。

 朝日を浴びた木々達を眺めながら歩くと、可愛いカエルさんがお出迎えです。カル2の手と比べて大きさが判ると思います。オオカメノキの実が沢山実っていました。有名な車の残骸付近から少し傾斜が、また、ブナ大きな幹もも目立つようになって来ました。

 1時間ほど進むと、登山道を横切っている倒木に”1900m”のマーキングがありました。少し道が登り始めています。

 更に4分ほどで、1972mの小ピークに出ます。小ピークから20分ほどで小さな広場に着きます。ここからは焼岳の北峰の溶岩ドームが見えるはずなのですが・・・。

 仕方がないので周囲の紅葉をどうぞ。(でも、時々青空が・・・。)

 日焼けが少なくて済む・涼しい中を1〜2分で”2000m”の看板が有り、更に4分ほどで下堀出合に到着、8時50分でした。

 周辺には、シラタマノキやゴゼンタチバナなどが綺麗に実っていました。景色はご想像にお任せ・・・。ところで、シラタマノキは雪見大福のうんと小さいのに見えますが、お味はスゲ〜ェまずいとか。まだ食したことはありません。流石に、美味しい木の実は1つも残って居ませんでした。

 下堀出合を9時00分に出発。すぐに綺麗な焼岳が見えるはず・・・ですが・・・。やっぱり、霞沢岳も・・・。でも、北峰の溶岩ドームが薄っすらと見えます。(写真では少しムリか?) 

 少し急な登りとなって来ましたが、もう少しで肩に着きます。時々雲が切れて峰々(南峰も)が見えてきます

 30分ほど登ると、うん、天気が良くなって来ました噴出する蒸気も見え、硫黄のにおいも濃くなった気がします。周辺は大分秋が進んでいました。振り返った眺めもどうぞ。30分ほどで”2200m地点を通過です。

 上は風が強そうだし肩の直下で、晴れ間待ち方々休憩です。


こんな状態が→

こんなふうに見えたりします

 天気も回復模様なので出発です。コルに10時14分到着でした。天気が良くないし、南峰は立ち入り禁止なので北峰へ行きます。火口湖は見えませんでした。蒸気が噴出しているドームを巻いてすぐに北峰直下に到着でした。


文字がかすれていました

こんな道です

こんな道

 直下まで来ると、ツアーの団体さんが上高地側から到着でした。靴もザックもピッカピカで良いですね。少し時間を空けて頂上へ。ドームの右側を回り込みます。途中噴出孔をムービーで撮りながら北峰に10時30分に到着でした。天気は? 知りませ〜ん!ムービーは画質不良のためアップしません。次回頑張ります。


噴出孔です、せっかくビデオを撮ったのにナ

 非常に良い天気???なので直下の分岐まで降りてランチです。10時40分から食べるなんて初めてです。時々晴れ間が見えますが、これもポレポレ隊・弱足ママさんの応援の御蔭です。ママさ〜ん、ありがと〜ぅ!さて、この後は戻るか?上高地まで行くか?と二転・三転でした。


南峰

北峰の噴煙と硫黄の黄色が見えます

南峰直下のコルです

山頂の手前に登山者がみえます

登って来た登山道

空はこんな具合で・・・

 天候の回復を待っていましたが空はこんな具合です。これ以上待てないので、上高地に向けて行動開始です。12時05分出発でした。ここからは焼岳展望台を登るのみで、後はず〜っと降りです。

 ザレと転石の多い下り坂を筋力不足と戦いながら、景色を観てズリッ・油断をしてズリッとやりながらユックリと降りて来ました。あちらこちらから蒸気が噴出していました。中尾峠に到着。


こんな道の降りです

振り返ると北峰が

少しザレや転石が気になります

梓川と某ホテルの屋根が見えます

中尾峠、展望台や焼岳小屋も見えます

焼岳展望台と割谷山

焼岳小屋まで30分の案内板が・・・

上高地の家並みが大きくなって来ました

中尾峠

 その後、5分くらいで展望台に到着、12時57分でした。 とっても暖かい風が吹いていると思ったら展望台付近には、何箇所か深い穴が空いていて蒸気が出ていました。


展望台の山名棒

噴出孔

ゴゼンタチバナ

シラタマとツル竜胆のコラボ(りんごみたい)

 展望台を13時07分に出発。焼岳小屋に13時15分到着。

 小屋の前には大きな岩がデンと鎮座していました。


可愛い焼岳小屋

 焼岳小屋を13時25分に出発。これから2時間の降りです。上高地には何時に着きますか。

 周囲を眺めながらジグザグの道を15分ほど行くと、短いクサリと1箇所目のアルミの3連梯子です。

 3連梯子と脚立を降りると、やっと花が咲いていました。


ウドの実

上高地がこんなに近くに見えます

 振り返ると梯子の長さが判ります。

 その後、20分位で2箇所目の3つの短いアルミ梯子と1つの鉄梯子が有りました。(14:00)


左下に3連梯子が

上の拡大

峠沢の右岸の状態です

3つの梯子

 更に2〜3分行くと3箇所目の鉄梯子と続いて鉄の桟橋が有りました。

 その後、最後の短い脚立を降り、しばらく行くと峠沢側が崩れ落ちた箇所に出ます。

 ここからは、歩き易い道となりましたが、まだまだ木の根や岩ごろが続きます。

 大湯沢の涸れ沢を渡り、20分ほどで下湯沢を渡ると(15:09)沢音が聞こえるようになり、道も平らになりました。この辺りからの樹相は綺麗でした。自然林は本当に癒されますね。

 最後に、こんなに綺麗な自然林が有ったのか!と思わず驚嘆しました。木々達に癒されながら、焼岳登山口(工事用林道)に15時13分に到着でした。


やっと着きました

今日一日こんな天気だったとか

 工事用林道は、周囲の木や草花が埃を被っていて可愛そうになりました。

 穂高橋・田代橋(15:25)で左岸に渡り、梓川沿いをブラブラとバスターミナルに行き(15:40頃着)、タクシーで中の湯まで戻りました。3700円でした。タクシーのドライバーの話では昨日(26日)の朝は、4度で寒かった、との事でした。だから山の上の花は萎れていたのでしょうね。

 車に戻って一休み。中の湯に寄って入浴。相変わらず良い温泉でした。(700円)

 通勤割引を上手に使って帰宅でした。

 今回は、ぶらりと焼岳に行こうと何となく決めて、何となく行って来ました。ここは、ピストンならいつでも可能ですね。また1箇所お気に入りが増えました。もう少し年を取っても十分来れるでしょう。天気の良い時にまた来ます。




さて、次は何所に行きましょうかね。






最後までお付き合い頂き、有難うございました。




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