杓子山から鹿留山 2007.09.18..


 久しぶりに、相棒と天気との折り合いが付いたので出かける事にしましたが、この二ヶ月ほど歩いていません。日帰りで花を愛でに行きたいとの事なので”トリカブトと富士山”を目的に、道志の奥の杓子(しゃくし)山と鹿留(ししどめ)山に行って来ました。どこの山でも歩き方によってはとっても良いトレーニングになるでしょう。

 我が家を6時少し前に出て、時間を稼ぐために中央道を使って河口湖まで行きました。不動の湯から1キロほど進むとゲートがありました。8時34分に到着です。7〜8台くらい駐車が可能でしょうか?もちろんトイレは有りませんでした。


いい天気で富士山が綺麗

ゲート手前の駐車スペース



 カルディナのレポは、こちらです。



・月 日 9月18日 天候 晴れのち雨

・行 程

9:35 10:35 11:56 13:42 14:17 14:55
林道ゲート 大ざ首峠 杓子山 鹿留山 杓子山 大ざ首峠 林道ゲート
8:50 9:48 11:10 13:06 13:55 14:26
所要時間 6時間05分
休憩時間 2時間20分

 支度をして、8時50分出発です。 ゲートの右後ろに高座(たかざす)山が見えます。帰りに寄ってこようか?などと話しながらゲートの右側を抜けました。

 しばらくの間は林道歩きですが、花が沢山咲いていて、少し歩いてはパチリで少しも先に進みません。20分ほど進むと富士山が良く眺められました。少し雲が出てきました。空が高くなって来ています。暑くても秋が近いですね。途中にフジアザミの大株やマツムシ草の実よりも1回り大きい名前の分からない花が咲いていました。


ゲートと高座山

ミズヒキソウ

ミズヒキソウが林道の左右に一面

ご存知!富士山

ツリフネ草(黄花は有りませんでした)

ゲンノショウコ?

セキヤノアキチョウジ

イタドリが満開

ユウガギク?

峠まであと25分くらい

マツモトセンノウ?

テンニンソウ

カワラナデシコ

峠まであと20分くらい

フジアザミ

オニナベナ

オニナベナの花

その全体像

 やまさんのお蔭で和名「オニナベナ」という外国種で「チーゼル」という名前だそうです。やまさん、本当に有難うございました。

 林道がず〜っと続いていて、大ざ(木偏に寉)首峠(おおざすとうげ)に9時35分到着です。簡易トイレは鎖錠中でした。


大ざす首峠指導標

山中湖方面を望む

高座山方面

杓子山方面

 大ざ首峠を9時48分に出発。気持ちの良い林道を1分ほど行くとやっと登山口に到着しました。この辺りから登山道の草払いがなされていました。


登山口

咲き始めだからか?白花のフジアザミ

 周囲の状態はなかなか気持ちの良い登山道ですが、結構急な勾配で鈍った体には応えました。20分ほど登ると一旦ほぼ平らな登り坂になりますが、杓子山直下がこれまたかなり急坂で道が濡れている時はあまり歩きたくないな、と思いました。直下の急坂には一応トラロープがフィックスされていました。もっとも、使う必要は有りませんでしたが。直下の急坂手前で1本入れていると女性の単独行の方が追い抜いて行かれました。「まだ若いから体力十分だよね」って慰めあって後を追いました。


12〜3分登った所から

左の拡大

写真では判りませんが結構登っています

 10時35分に杓子山に到着です。あ〜ぁ、暑かった。風が通らず蒸し風呂状態で、体内の悪い水分を全て出し切った感じです。

 単独行の方は、地元の方で「今朝は富士山がとっても綺麗だったので上がって来ました」との事でした。「10月の中旬にまたお出で下さい。富士の裾野のカラマツの黄葉とっても綺麗ですよ。それと、初日の出も紅富士がこれまた綺麗ですよ」と教えてくださり、汗を拭くとすぐに降りて行かれました。

 今日は甲府地方は35度とか天気予報では言っていましたが、本当に暑い日です。山頂に着いたら雲が・・・。残念ですが富士山はお隠れです。でも、風が少し吹いていて涼しいこと。

 


残念!富士山が・・・

南が見えています

右上の続き

上のアップ

アゲハチョウ(ナミアゲハ)

タテハチョウの仲間(ギンボシヒョウモン?)

 疲れ休め方々、雲が取れるかと思って待っていましたがダメでした。どんどん雲が・・・。

 11時10分、鹿留山に向けて出発です。いよいよ尾根歩きです。トリカブトが待っていてくれるかな?

 おお、咲いてます、林道にも咲いていましたが”トリカブトやサラシナショウマ”などなど沢山の花たちが待っていてくれました。林も綺麗でとっても気持ちの良い道です。

 またまた歩みが遅くなります。根ノ神分岐に11時48分到着。


レイジンソウ

シモツケソウ

テンニンソウ

テンニンソウ

サラシナショウマ

サラシナショウマ

ヒゴタイ

鹿留山のピークがみえてきました。

旧道の指導標(旧道は通行止め)

すぐに現行のルート用(少し下)

十二曲峠は左下へ、杓子山は上へ

 鹿留山に11時56分到着です。倒木がベンチ代わりでした。周囲はブナやミズナラの巨木が多く、うっそうとした感じでした。この感じが堪りません。(巨木フェチか?)もちろん”トリカブト”も沢山咲いていました。ここでランチタイムです。

 休憩をしているうちに、霧が出てきました。北尾根に少し入ってみるとやはり樹相が良いですね。次回はこちらから登って来たいです。

 13時06分、下山開始です。来た道を戻ります。8分ほどで子ノ神分岐です。

 雰囲気が良くなって来ました。たまには霧の中も良い物です。この山のコースは、恩賜林境界標を拾いながら歩きました。杓子山まで結構ピークがあるので数えたら、小ピークが4つで本当に小さいのが1つ有りました。来る時は、花に気をとられてあまり気になりませんでした。霧の中の帰り道は少し暇になったのかも知れません。


最初のピークの恩賜林境界標

最初のピークの降り口

 13時42分、杓子山に到着。鐘を鳴らして一休み。何も見えません。あっ、點標石を写してくるのを忘れました。って、もう遅いけど。

 13時55分に出発。今日は天気が悪いので高座(たかざす)山には寄らないで真っ直ぐに下山します。

 直下のロープでカルディナが遊んでいます。


やる事が無いから遊んでます

結構勾配があります

 登山口付近のハンググラーダーの飛翔台?では3機が霧が晴れるのを待っていました。残念だけど、今日はちと無理でしょう。

 大ざ首峠に14時17分到着。26分に出発です。

 林道歩きです。この山は沢の水音がしないですね。途中から霧雨となりました。

 ゲートに14時55分に到着でした。車に着いた途端に雨脚がやや強くなって来ました。

 今日は暑かった。杓子山まで風が通らずサウナなみで汗びっしょりでした。山道で疲れるよりも暑さに負けそうになった一日でした。

 次回は、地元の方に教えていただいた”10月”か”初日の出”だ〜ぁ!!




さて、次は何所に行きましょうかね。






最後までお付き合い頂き、有難うございました。




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