白馬村の花に振られ、ブナに逢いに
白馬村から奥裾花自然園へ
  2007.05.11.


 松本に所用が出来、ついでに(どちらが?)「姫川に二輪草を見に行こう」と朝早く家を出ました。当然に通勤割引を使用し、松本でその所用をそそくさと済ませて再度長野道へ。

 途中の八ヶ岳や南はかなり雲に隠れていました。ピークが見えません。かろうじて「赤岳」が顔を覗かすくらいで、地蔵のオベリスクも見えませんでした。従って、写真はありません。

 でも御蔭様で天気は良いほうで、北アルプスもちらほらと眺めることが出来ました。

 何度もかよった「蝶・常念岳」「蓮華岳、針ノ木岳」などが車窓から撮ることが出来ました。残念なことに、「爺」が薄っすらと、「鹿島槍」が雲の中でした。



  カルディナのレポは、こちらです。



姫川源流


 白馬村に入りすぐに、「姫川の源流」に到着。二輪草の花が少ないようです。今年は、雪が少ないようなので去年より1週間早く来て見たのですが、何かどうもネ〜。でした。花の少ない年なのかも知れません。水芭蕉は終わっていました。

 少〜し季節が早いだけなら、我が家の畑の飛び地(えらく離れている飛び地です)に寄ってみようと言う事で、畑に車を回しました。

 うん、これは丁度良かった。コシアブラが沢山ありました。

 「採ってきたか?」って? うちの畑だけど、国有地だから・・・。ご想像におまかせ!!! 採りませんよ!

 今年は天候がおかしいようです。二輪草とコシアブラの生育が例年と少しずれているような気がしました。

 気が済んだので、では、「少し来るのが早すぎたのなら、五竜のカタクリを見に行こう。」と通い慣れた五竜テレキャビンの手前を直進すると、ここの雰囲気か何か変でした。周囲は緑が濃いし。

 現地に着いたら、花が全て終わっていました。南面で雪が早く融けてしまったのかも知れません。今年の天候は本当にどうなっているのでしょう。

 取り合えず、遊びに来てくれた「紅シジミ」さんをパチリ。

 少しがっかりして、これからどうしよう?と相談。

 当然、座禅草は終わっているだろうし。

 確か、相棒が「ブナの林を歩きたい。」なんていつか言っていたので、奥裾花自然園」にいく?」と提案。ここから1時間くらいでいけるはずです。一応、内緒で地形図をコピーしてきてあります。即、「遠いけど、行きたい」との回答。で、決定。

 時間的な面もあり、コンビニで軽く食べられる物を購入。食べながら406号線を鬼無里方面へ進みました。途中の「蕎麦粒山」の下の白沢トンネルの手前で「五竜岳」武田菱がよく見えました。

奥裾花渓谷沿いに入ると道路の工事を行っていました。以前よりもずいぶんと走りやすくなっていました。相変わらずスラブ状の絶壁が迫ってはいますが・・・。



奥裾花自然園



 入場料一人400円を払って入場。駐車場の手前に料金所があります。

 40台位の乗用車と数台のバスが駐車していました。

 一応小さなザックと靴を用意して来ましたので、支度をして出発。ほんの少しのハイキングです。

 奥裾花社まえの小池にクロサンショウウオの卵嚢が沢山ありました。繭玉のような感じの物体でした。

 う〜ん、眺めがいいね〜ぇ。「乙妻・高妻山」かな?

 そして、裏から(どちらが裏だか?)眺めた「戸隠山」の山並みです。

 自然園の入り口にトイレと案内板があります。


 今回は、時間の関係で「ブナ林コース」から「ひょうたん池」を歩いて来ました。

 ブナやシナノキの巨木が沢山あり、足元は柔らかで気持ちの良い道でした。

 今池の前後では、水芭蕉が盛りをやや過ぎようとしていました。

 やっと芽吹きが始まった樹とか、もう元気に伸びているよと柔らかい黄緑色を自慢げに広げている樹とか、元気に咲いているよと話掛けてくるような花々たち。今回も元気をもらって帰れます。

 車道・林道から何度も何度も振り返り、また来るからね!と声を掛けてきました。

 最後に振り返ったとき、山が顔を見せてくれました。

 久しぶりに靴を履き、非常に軽〜るいハイキングでしたが木々に逢え、花々に逢え元気をもらいました。また、どこかに行こ〜う!




さて、次は何所に行きましょうかね。






最後までお付き合い頂き、有難うございました。




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