菰釣山・ブナノ丸の北東尾根 2007.04.20.


 静かな尾根歩きをしたくて、西丹沢の菰釣(こもつるし)山、西側の「ブナノ丸」北東尾根に行って来ました。

 本当は静かな尾根歩きでブナノ丸に出て、菰釣山から城ケ尾峠のコースを予定していました。でも、・・・。

 寝坊をしてしまい、6時少し前に出発。

 道志みちに入ると、黍殻山に雪が結構付いていました。ゲッ!積もっているよ。と思わず声が出ました。取り合えず行ける所まで、と言う事で車を進めました。

 道志道の駅に8時少し前に到着。



  カルディナのレポは、こちらです。



 

・月日 4月20日 天候 晴れのち曇り やや強風

・行程

9:54 10:24 11:58 12:12   15:13
道の駅 取付き 1084m
地点
1100m
付近
1130m
付近
尾根道
に合流
前ノ岳 スカイバレー
キャンプ場
道の駅
8:17 8:39 10:00 10:34 10:50 12:00 13:07  14:00
所要時間 6時間56分
休憩時間 1時間13分

 支度を済ませ、8時17分に道の駅を出発。道志の森キャンプ場方面に進みました。3分ほどで鳥ノ胸(とんのむね)山への道を左に分け、その後、堤橋で三ケ瀬川の左岸に渡り取り付き点を探しながら歩きました。周囲の山はかなり雪が有りました。(取り付けられそうだけど家があり通過したところが2〜3箇所あり)

 Natural cafe  chichiの少し先を8時39分に取り付きました。落合橋のすぐ手前の尾根です。


誰かの後姿の左に踏み跡があり

取り付き地点から道志みち方の眺め

 杉とヒノキの植林帯でかなり湿っていました。じきに、スズタケが密集し始めました。微かな作業道と思われる踏み跡が時々現れます。20分くらい登ると尾根道に乗りました。やや、ハッキリとした道となりました。右から上がって来る道と合流、この道はどこから取り付くのか分かりませんでした。

 間も無く、右側は雑木林となり雑木の間から道志側が眺められました。足元は落ち葉がどっさりのフカフカな道です。その後、左右の植林と雑木が逆になったり、雑木林の中を歩いたり、スズタケの中を歩いたりしながら高度を稼ぎました。930m付近から雪が現れました。でも、まだとっても歩き易い道でした。

 9時35分、右側からの尾根と合流。道志川と落合橋との中間の尾根と思われます。途中にテンと思われる足跡が沢山有りました。

 9時38分、1055m地点に到着。ヤセ尾根で、朽ち始めている太い丸太が沢山倒れていました。東から登ってくるルートが良いようです。

 ※ 850m付近で少し左に進路を取れば良かったと後で反省。すぐ右上に尾根筋がありそうなのでそちらに惹かれました。地図は見てませんでした。取り付け地点も、もう少し落合橋方に有りそうです。次回はそちらを探してみます。

 南側の展望がしばらくの間良くなりました。ここからは西に進みます。やっと、赤や黄色のテープが付けられていてふみ跡から登山道?作業道?に昇格しました。

途中に「高指山」の案内板がありました。

 9時54分、1084m地点に到着。やや広い平らな地点で、菰釣山の稜線がよく見えますが空に雲が出始めていました。


テン?

1055m地点の数歩手前

 小休止後10時00分に出発。少し降って緩やかに登り返します。登山道?作業道?になってからはスズタケが何度も出てきましたが刈り払いされていました。雪があるけど歩き易いフカフカ道が続きます。横浜市の水源涵養林の境界標を左に眺めて少しづつ登ります。

1100m付近のやや広い尾根に10時24分到着。右側に赤テープがあり尾根道が伸びていました。滝ノ沢の西側から上がって来る尾根のようです。10分休んで出発。この辺から大きな樹が多くなりました。

 1135m付近の広い平地に10時50分到着しました。

 ここは広い丘状になっていて右端に赤テープがありました。杣山沢・オートキャンプサンウッド方面へ尾根通しで道があるようです。雪のため踏み跡は不明です。

 大きな樹もあり、新緑の頃はとっても綺麗でしょう。


鞍部の足跡

鞍部の足跡

 進路を南東(左に)取り、気持ちの良い割合広い尾根を降りました。林が良い具合です。「もう一度来ようよ」と話しながら快適に降りました。ただしここでは・・・。


桜が咲いていました

降りてきた道

これからの登り

 10分ほど降ると鞍部となり、いよいよ登りです。気持ちが良さそうな雑木林です。で、ここにも足跡がありました。

 気持ちよく登り始めると、おなじみのスズタケが現れました。雪で寝ているので「まぁいいか」でした。

 が、しかし! 良くしたもので楽には遊ばせて呉れませんでした。ゲッッ!!!と思わず声が出るような壁がありました。戻るわけには行きませんので登りを開始。

 ササや木の根、木の枝たちに助けてもらいよじ登りました。落ち葉と雪で土が見えませんスベル・スベル。油断をすると○mも滑り落ちそうです。相棒は大丈夫かな?と気にしていると「うんさか!ウンサカ!」と元気に登ってきました。元気です。たった3〜40m位の高度差でしょうけど昼飯前では「チトキツイあるよ」。←誰かさんのパクリ

 ※ 残念ながら一番きつい箇所の写真はありません。

 って、事で急登を過ぎるとすぐに尾根道に出ました。12時00分でした。尾根道に飛び出した正面に「東海自然歩道30分・スカイバレーキャンプ場50分」の道標がありました。(珍しく釘で文字を模ってありました)

 「取り合えず、前ノ岳まで行きお昼にしよう」と決めて北へ(右へ)進みました。

 危うく行き過ぎるところでした。前ノ岳に12時12分に到着。山名板が降りて来ると見えない位置に張り付けて有りました。

 時間と行程を検討し、この後は降りることにしました。

 昼食後、13時01分に出発。

 最初は、切り開かれた明るい唐松の林、すぐにヒノキの植林地の中のトラバース。雪がシャーベット状になっていて嫌な道でした。斜面はかなり落ち込んでいました。

 途中の登山道が左直角に折れる箇所に変な道標がありました。これでは「王様ロッジ」とやらには直進しなければ行けないようです。踏み固められていましたが、少し先に倒木を利用して「とうせんぼう」が、してありました。その先に行った訳ではでは有りませんのでなんとも言えませんが、取り合えず左折をしました。

 スカイバレーキャンプ場に14時00分に到着。派手なキャンプ場ですね。

 舗装道路を周囲の山並みや花々を眺めながら歩いて、15時13分に道の駅に到着しました。


 17日に結構雪が降ったと、後から聞きました。「情報は、早く呉れよ。」とは言ったものの事前に聞いても多分このコースに行って居たでしょう。でも、こんなに雪があるとは思ってもいませんでした。

 新緑の時季にまた来たい所でした。今回は、樹形を眺めながらの楽しい山遊びでした。




さて、次は何所に行きましょうかね。






最後までお付き合い頂き、有難うございました。




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