本間ノ頭南東尾根から丹沢三峰・丹沢山2007.03.12.


 「ブナやツガ」に逢いに行こうと丹沢三峰に行って来ました。「本間ノ頭の南東尾根」に沢山の巨木が有ると以前から聞いていたので、天候不良の昨日(全国各地で大雪や強風)を順延して12日に出かけました。

 家を5時40分に出て、塩水橋に7時少し過ぎに到着しました。約40Kです。近い近い。

 塩水橋付近には、5〜6台位の駐車スペースが有ります。ただし、トイレなどは有りません。

(3月20日まで塩水橋の少し札掛よりの地点が工事通行止めとなっています。ご注意下さい)



 カルディナのレポは、こちらです。




・日時 3月12日(月) 天候、はれ(北風強し)

・行程

9:35 10:59 11:05 12:54
塩水橋 標高960m
付近
尾根道に合流 本間ノ頭 円山木ノ頭
7;25 9:45 11:03 12:25 13:02
12:54 13:27 14:31 16:00 17:34
円山木ノ頭 太礼ノ頭 丹沢山 堂 平 塩水橋
13:02 13:37 14:42 16:10
所要時分 10時間09分
休憩時分  2時間21分

 支度をして、7時25分塩水橋を出発。外気温は−2度です。

 登山口に「関係者以外立ち入り禁止」の看板がありました。小さな声で「登山関係者です」と呟きながら立ち入らせていただきました。

 少し進むと「塩水山神」が祭られて居ましたのでお参り。どこの「ヤマノカミ」様も優しいはず(???)ですので、きっと良い一日となるでしょう。

 いよいよ、登りを開始。歩き始めて10分足らずで鹿避けの桟橋を渡りました。

 最初のうちは、林業関係者用の作業道と思われるしっかりとした道でした。ピンクテープ(いわゆる赤テープ)、コンクリートの標石や赤いプラ杭が沢山ありました。この尾根を下降する際には心強いと思われます。今日は、尾根に乗って登ればいいので気が楽です。アセボの木々が目立ち始めて、下の変わった形の木が出迎えてくれるとすぐに最初の小ピークです。

 741mのピークに7時59分に着きました。気温が低い所為か、霜柱がすごく、歩くと「バリバリ」と音がします。3分ほど休んで、登りを再開。3分位で大山や天王寺尾根が、下山時に通過する丹沢山下のガレ場等が見えてきました。

 8時06分急な登りになる前に、10分間の休憩し出発です。いよいよ巨木と急坂のお出迎えです。

 今回の目的の、巨木との対面です。今回の写真は、樹、樹、樹って良い音がするでしょう。(焼肉じゃぁないよ)

 この後、桶小屋沢側の枝尾根との合流地点まで小さなピークが2つありました。木々たちと「ハグハグ」や「スリスリ」し、遊んでもらいつつ(暖かい木はだが気持ちいい)、急な尾根道を「ハアハア」しながら登り、広々とした合流地点に9時35分に到着。

 980m付近の広い尾根に到着です。下ってくるとここで右折が出来ずに真っ直ぐに下ってしまう可能性を感じました。縦走路上の小松屋ノ頭や高畑山が木の間越しに見えました。

 9時45分、しっかりとした尾根道を登り開始。落ち葉のふかふか絨毯状の道です。

 ここからも、太〜い・大き〜いブナやツガが沢山あり、「スリスリ」を沢山させてもらいました。

 来て良かった。本当に気持ちの良い所です。周囲は、上に向かって右側は自然林、左は植林帯でした。

 今回の山行目的を十分楽しみながら進むと「特別保護地区」の看板が有りました。出来たらずーっとこのままの状態で残したいものです。ただ、あと100年もしたら今居る人たちが皆んな居なくなります。その時の価値観がどの様に変わっているか分かりませんが。

 40分ほど登ると宮が瀬湖が綺麗な姿を見せてくれました。この後、最後の急登です。30分ほど「ハアハア・ゼイゼイ」と登り、平になると縦走路に出ます。

 10時59分、縦走路に合流。分岐箇所は、テープやプラ杭が有りますし、縦走路の道標もありました。

 合流地点から10分ほどで本間ノ頭です。11時15分到着。強い北風が谷から吹き上げていました。冬の丹沢は、いつでも北面の谷から吹き上げが強いようですが、今日は一段と歓迎をしてくれています。風を避けるため少し宮が瀬方に戻り昼食です。

 12時25分、本間ノ頭を出発。北風の手荒い歓迎で寒い寒い。すぐに露岩帯をハシゴで降り、無名ノ頭を10分ほどで通過。また下ってブナの気持ちの良い林を眺めながら、また登り。(林は気持ちが良い所ですが風が・・・。)

 12時54分、円山木ノ頭に到着。次回登ろうかなと思っている尾根道の侵入口を探そうと思いましたが寒くて取りやめ。13時02分出発。

 太礼ノ頭に13時27分到着。10分の休憩をとり出発。この間の林はとっても綺麗な所のはずですが、何せ風が強く帽子は飛ばされるし、鼻水は真横に飛んで行くは。で、一気に丹沢山まで写真も撮らずに行きました。登山道はがりがりに凍っているし、霜柱は太く長く踏むとバリバリと音がします。所どころに細かいですが霰も見受けられました。

 丹沢山に14時31分到着。山頂は広いので風があまり有りませんでした。来た記念に写真を撮って14時42分下山開始。

 この界隈は時間が読めるから安心です。3分ほどで堂平への分岐を通過。久しぶりに来てみたら、やたら桟橋や階段ハシゴが設置されていました。「オーバーユースで仕方がないのかな。出来れば自然のままのところを歩きたいね」などと相棒と話しながらブナの待つ堂平へ。朝眺めたガレ場・クサリ場が少し荒れていました。

 途中、木の間から今日歩いて来た尾根や三峰が眺められました。

 天王寺尾根との分岐下、ここも桟橋、階段や柵が設置されていてお目当てのブナさんに近寄れませんでした。仕方がないのでそのまま通過。堂平沢の堰堤付近はずいぶんと崖の侵食・崩壊が進んでいました。堂平に16時00分到着。元の駐車スペースより少し下に出ました。10分休憩をし、出発。そのまま林道を降りました。塩水橋に17時34分到着。以前は、堂平まで車で入れたのですが今はダメ。そのため、足が遠のきました。

 今回の目的は達成されて、「握手・握手」でした。大きな大きな木々達が迎えてくれました。ただ、立ち枯れの木もあり今後が心配です。それと、あの尾根も大勢の登山者が入ると表尾根のようになるのかな?などと余計な心配をしてしまいました




さて、次は何所に行きましょうかね。






最後までお付き合い頂き、有難うございました。




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